HAYATE'S BLOG

個人の趣味や仕事に関するブログです。プログラミングやWebマーケ、ゲームの攻略情報などをまとめています。

視認可能フレーム計測を作って公開2時間で利用者3000人達成する前・後で思ったこと

謝辞

まずはブログに遊びにきてくれてありがとうございます。 ツールを使っていただいた皆さん、本当にありがとうございます。めちゃめちゃ喜んでいます。シェア、RTしていただいて本当に感謝しています。プロゲーマーの方々にも利用していただき、本当に嬉しく思っています。

また、僕の書いたプログラムや、僕がしっかり対応できていない端末で使ってみて、低いレートでがっかりさせてしまった方には本当に申し訳ありません。計測とはいえあくまで簡易的な目安で、状況次第では非常に遅くなることがあるので、できればあまり気にしないで欲しいです。

このブログの概要

実はこの度、大乱闘スマッシュブラザーズSPが好きなプレイヤーがどれだけフレームを視認できるかというツールを作ってみました。 silly-hawking-704109.netlify.com

フレームがわからない方は下記を参照 kotobank.jp

結果、公開2時間後めちゃめちゃバズってピーク時には3000人を超えました。 f:id:tabatait:20190527174840p:plain

ので、なんでこの現象を起こすことができたのかを忘れないうちにちゃんと言語化して、あとで自分が思い返せるときに思い返してみようと思い、この記事を書きました。

まずは軽く自己紹介

今は都内の大学に通っている4年生です。プログラミング自体は2年前からやっていて、最近はスマブラのオフ会にお邪魔したり、授業の間にこうしてプロダクト開発をしていたり、たまにYouTubeで配信していたりします。

ゲーム垢:HAYATE (@hayate_inkling) | Twitter

独り言アカウント(今後はこっちを本垢にしたい): 田畑颯 (@hayatetabata) | Twitter

GoogleAds(旧GoogleAdWords)やFacebook、TwitterなどのWebの広告運用も2年近くやっていたので、Web広告に関しても知見がそこそこあります。

趣味は言うまでもないよね!?

なぜ開発に至ったか

このツールを作ろうと思った背景として、プロトバナムさんというスマブラ界隈上位プレイヤーの一人のあるツイートのリプライをひたすら見て勉強していた。

この中でどのツイートに対するリプライかは忘れてしまったけど、

「相手キャラが走って攻撃してくるときに自分が視認できるフレームを覚えていたほうが良い」

ほ〜そうなんだ。でも、どうやって計測するんだろう。。。。 実際にはゲーム内にあるトレーニングモードでやるらしいが、よくわからなかった。

実際に「視認フレーム 計測」でググっても全然見つからなかった。これどうすればいいんだろうと思った。

「あれ、自分で作ればいいんじゃないか?というかこれ絶対バズるよね?」 そう思ったらすでにパソコンを開いていた。

なぜここまでバズったのかを紐解いてみた

なぜここまでバズったのかを自分で考えて紐解いてみた。

既存の解決策があるのか?(ここ重要)

まずこのツールはスマブラをかなりガチでプレイしているプレイヤーには需要があると思っていた。特に上位プレイヤー同士はわずかなフレームの違いによって勝敗が決まることもあるらしいし、技のフレーム数は覚えているようだった。

また、自分が反応できる範囲とできない範囲を認識してケースに合わせて対策を取ったりするケースがあるとのこと。なので、自分が反応できるフレーム数を覚えておく必要があるそう。

それに対して既存の解決策はある。キャラクターの攻撃を見てからガードをするフレーム数を測ることだ。大乱闘スマッシュブラザーズSPにはコマ送りという機能があり、フレーム数を調べることはできるが、計測までがややめんどくさい。しかも、僕のような新参プレイヤーにはやり方がわからないのである。だから、需要があると思った。

僕がここで書き残しておきたいのは、既存の解決策があるということは、その手段以上に別の便利な解決手段があれば必ず代替できる。だって困ってるからね。困ってる問題は何がなんでも解決したい。

逆に既存の解決手段がないということは、ユーザーは死ぬほど困ってないから時間をかけて対応しなくていい。これめっちゃ大事。僕は一時期これに時間を掛けすぎてめちゃめちゃ疲弊したので、本当におすすめしない。

使ってもらえるor広めてもらえるフォロワーがいるか?(これ超重要)

これめちゃくちゃ重要。本当に大事。

改めて思ったけども、Twitterでのフォロワーの影響力はものすごく大きい。自分が伝えられる以上に情報を伝えてくれるし、何かよくないことがあれば教えてくれる。一緒にモノを作るという点ではフォロワーには本当に助けてもらっていると思った。

一方、興味を持ってもらえない内容については広まることはほとんどない。たぶん僕が昨日食べた晩ごはんのメニューのツイートをしても広まることはないだろう。

ちゃんとフォロワーが関心を寄せてくれる内容になっているかどうかはしっかり抑えないといけないと思った。

ちなみに僕は昨日カレー食べました。

簡単に見つけられるか?

その上で調べてみたところ、該当するツールが簡単に見つけられなかった。

もしかしたらこの世のどこかにあるかもしれないけど、少なくともGoogle先生は全然教えてくれなかった。 仮にこの世に存在していたとしても、ユーザー視点から見ると存在しないように見える。だから、簡単に見つけられない情報があるならそれはチャンスだと思う。

簡単に利用できるか?

当然だけど、このツールはユーザー登録はない。

だって登録めんどくさいよね?僕も極力登録したくない!

だから、すぐに利用できる・登録が手間じゃないという部分については今後作るツールもものすごくこだわると思う。UIMilkなんかの記事を読んでても、ユーザーへの利用障壁は極力減らさないといけないって書いてるし。

しかもボタン押すだけ。本当にそれ以外機能はない。 これについてはまだまだ研究したいけど、インターフェースややれることは極力シンプルにしないとユーザーには使ってもらえない。

というか、機能がごちゃごちゃしたものは使いたくない!なので、可能な限り少ない機能にした。

簡単に使い方がわかるか?

ここ実はめっちゃこだわった。元ツイートもそうですが、サイト内でもやり方を一度挟んでから計測に入っている。

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一発で使い方がわからないと、めんどくさくなって使いたくなくなる。 逆に言えば、UI/UXがよければ使ってもらえる。

iPhoneはチンパンジーも使えるらしいからね!

www.instagram.com

だから、デザインはさておき、一発で使い方がわかる工夫を各種導線に置いておいた。

簡単に面白くシェアできるか?

また、自分がこうした診断メーカーなどでの結果をTwitterで投稿するという文化を知っていた。だから、結果をツイートできるようにしたら絶対にTwitterに流れて拡散すると思っていた。

一方であんまり元ツイートはRTされると思っていなかったので、どうやったら楽しんでシェアされるかを考えた。

ただ単純に視認できるフレーム数だと、「へぇ〜こんな感じなんだ」で終わってしまうかもしれないけれど、反応できるフレーム数がどのくらいの速度なのか、どんなアクションが起こるのかを明確に書いたほうが面白いんじゃないかと思い、最終的にはフレーム数によってコメントが変わるようにした。具体的にはこんな感じ。

「あなたの視認可能フレームは25です!しずえの釣り竿に反応できないかも! https://silly-hawking-704109.netlify.com

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しずえ

今回学んだこと

シェアリンクにサイトのリンクは絶対忘れちゃダメ

これ絶対に忘れちゃダメ。ユーザーが興味を持ったときにすぐ見れないし、どんなツールなのかがわからなくなってシェアされたツイートを見たユーザーが反応できなくなる。

先にも書いたとおり、この部分が今回最も拡散につながったファクトになっているので、これは絶対に忘れちゃダメ。

バグを残した状態でのリリース

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最初に使ってもらったときに教えてもらったけど、バグをかなり残した状態でリリースしてしまった。バグで不快に思った方々、誠に申し訳ないです。

当然バグが出ないことなんてまず無いが、テストユーザーを募り十分にテストを行ってからであれば、こうしたバグも防げた。中には-4Fという結果が出て、未来視をするユーザーもいた。(もしかしたら本当に未来視してるかもしれないけど)

なので、次に作るプロダクトは何人か有志でテストプレイしてくれるユーザーにお願いして、しっかりテストを行った上でリリースします。

共有リンクにハッシュタグを付け忘れた

これもったいない。「視認可能フレーム計測ツール」でトレンド入りしたけど、それに興味を持ってTwitterで検索をするユーザー向けにハッシュタグをシェアリンクに乗せるべきだった。

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海外対応

これも本当にもったいない。特にスマブラは海外でもかなり盛んで、来日してくれたり、日本のコンテンツに興味を持って楽しむプレイヤーが多いことは知っていたから、本当に反省。

次に作るスマノートは海外のプレイヤーも楽しめるよう英語対応は絶対やる。

最後に

実は今サービスを一個作ってて、一個は制作予定。

  • エンジニア向けのWebサービス
  • スマブラを愛するスマブラーのためのキャラ対策ノート「スマノート」

上はいずれQiitaという技術系サイトで紹介します。 下の方はこないだプロトタイプをツイートしたらめちゃめちゃ反響あったので作った後が楽しみです。

最近色々企画をしていて思うのは、その界隈にいる人達をちゃんと知らないとわからないということと、ちゃんと価値になるものを作れているのか、それに対してしっかり回答を用意できるのかってことなんじゃないかなぁって思っています。

また、スマブラ界隈は昔からいる人達が新しくやってきてくれる人たちをかなり暖かく迎え入れている印象があります。初めてオフ大会に出たとき皆さん丁寧にルール説明をしたり、宅オフで対戦してくれる方など本当にありがたいなと思っています。だからこそ、こうして何か役に立てることがないかなと新参だとしても取り組めています。

一方、この界隈はまだまだ改善の余地はたくさんあります。すごい作れるものがいっぱいあります。 今の所僕は手を掛けられないのですが、思いついているものでいうと、

  • 宅オフの申請管理や情報をまとめたWebサイト
  • 簡易的にユーザーコミュニティを作れるWebサイト
  • チーム戦を募るためのプラットフォームやレーティングシステム

などなど、結構やれることいっぱいあるんじゃないかなと。プロダクト開発とゲームが好きな人にとってはすごくいい環境だなぁとしみじみ思います。

なので、引き続きこんな感じで界隈が盛り上がるようなものを作っていきます!

直近だとスマノートですかね!頑張って作るので、お楽しみに!!

いずれバズる企画の作り方も紹介できるようになると思います!それでは!